JIMUC 若者パネルでの提案のご紹介 -- JIMUC News 9.3.2021

◆◆◆Japan IBM Middleware User Community(JIMUC) News 2020.9.03◆◆

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目次

・JIMUC 若者パネルでの提案のご紹介

・2021年度分科会参加者募集(再掲載)

・JIMUC 総会の資料と録画のご案内(再掲載)

・「APMで監視を高度化するIBM Observability by Instana 」Blogのご紹介

・JIMUC サイトのお知らせ(再掲載)

・今後のJIMUC 関連イベントの予定

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(JIMUC News は JIMUC メンバー全員に BCC (J1)でお送りしています。)

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■JIMUC 若者パネルでの提案のご紹介

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7/16に開催した JIMUC 総会の特別企画「若者パネル」では、JIMUC の若手メンバーがコロナ禍でも工夫をして楽しく仕事をしている経験を話してくださり、元気をもらうことができました。さらに、このような環境だからこそ変化をドライブしたいという斬新な提案を頂きました。提案内容を参加されなかった方々にもお伝えしたく、パネリストの方々から解説を頂きましたので、ご紹介します。

[ 一般企業の経営者の方に社員とエージェント契約しませんか? ]

( 提案者:ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社 赤尾 理恵 様 )

在宅ワークをするようになって、ふと思ったことですが、一つの会社に所属して、月曜から金曜までその会社で働かなくてはいけないという決まりきったかのような社会の仕組みが不自然だなと感じたことがあったので、ご提案です。

一般企業の社員でも様々な働き方の選択肢があってもよいのではと思いました。

例えば、月・火は広告代理店での仕事、水は家業の八百屋の仕事、木・金はスポーツジムのインストラクターの仕事など。

その人がもっている得意分野をフルに生かして働けば、必要な時に必要な技術と労働力を提供できますし、契約先の企業も必要な人材をその都度手配してもいいわけです。

実は美容師さんたちは、個人事業主で働かれている方が多くて、一つのお店に決まっているわけではなくて、他のお店から呼ばれればそちらに行ける仕組みらしいんです。

技術や才能、またはエネルギーをもっと活かしたいと思っていても、今の職場では実現できないことも他の企業では需要があるかもしれません。そういったことが生きがいや、やりがいにも繋がるでしょうし、さらに社会貢献などもできると良いなと思います。

最近「多様性」という言葉をよく耳にしますが、選択肢があってこそ多様性と言えるのではないでしょうか。

[ 身近な課題の解決にテクノロジーを使ってみませんか? ]

( 提案者:株式会社クレスコ 江澤 美保 様 )

IBM Cloud を始めとして、今はびっくりするほど手軽に、様々なサービスが使える環境が揃ってます。

仕事で使う技術やクラウドサービスを利用することで、意外と身近な課題の解決ができてしまいます。

例えば、画像認識でバレエ好きな娘との話題作りに「バレエの演目判定AI」を作ったり。

AIチャットボット「おばあちゃんサポートボット」で、塾のお迎え時間や学校行事を祖母がいつでも気兼ねなく聞けるようにしてみたり。

業務課題ではなかなか自分ごとにできない事もありますが、自分の身近な課題、であればぐっと解決にも力が入ります。

そこで得たノウハウが、結構仕事でも活かせたり!

ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。

[ 「DevOps の推進」を経営課題に上げませんか! ]

( 提案者:株式会社VITA 加藤 勇 様 )

IBMの提唱する運用管理モダナイズのノウハウをまとめた CSMO では、DevOps の浸透には以下の観点が必要であると定義されています。「ツール」「プロセス」「組織」「カルチャー」の4つです。

その中でも「ツール」「プロセス」については、比較的よく語られていることが多いのですが、「組織」「カルチャー」については、1つの部署やチームで対応するには限界があります。

「組織」の観点で言えば、

例えば SRE チームの結成を検討したり、運用メンバーの中から改善に秀でた人材を発掘するなどは、組織を横断的に判断できる必要があります。

開発と運用が組織的に分かれていることが多い日本においては、経営課題として上げるに十分な理由だと考えます。

「カルチャー」の観点で言えば、

開発はアジャイルな手法で行い、運用ツールも DevOps ツール群を利用する設計になっていたとしても、運用開始時にきちんと引き継がれ、アジャイルな運用がカルチャーとして浸透するまでに時間がかかります。

カルチャーの浸透には率先垂範する人物や仕組みが必要であり、これに対しても経営課題として検討する必要があります。

「ツール」と「プロセス」だけが先行した結果、「組織」と「カルチャー」が追い付かない状態になり、結果 DevOps が進まない理由になっているのではないかという思いからこのような提案をするに至りました。

[ 職業的エンジニアに対して「自分に直接関係ない分野の知識も貪欲に吸収しよう」 ]

[ マネジメント・経営層に対して「開発に際して、周辺分野の情報も調査・吸収する余裕がほしい。またエンジニアをアサインするプロジェクトは固定化を避けてほしい」 ]

( 提案者:株式会社ソルパック 細田 和憲 様 )

「高いレベルのICTの知識の自律的学習は業務中に上司の目をぬすんでインターネットやサーバーをいじることでのみ行なわれる」自治体テレワークシステムの構築で知られる未踏天才プログラマー・登大遊の言葉です。

私の体験と照らし合わせても、今の自分のスキルを磨いたのはどこかといえば、会社で様々なプロジェクトにアサインされ、作業を行っていく中で「いまのプロジェクトと直接には関係ないが、将来参考になるのではないか」と感じて調査を行った周辺分野の知識が土台になっているという実感があります。

翻って弊社全体を見渡してみると、私のように様々な方面のプロジェクトにアサインされて幅広いスキルを磨く社員がいる一方、入社から3年、5年と同じ言語やツールの開発に投入され、特定のツールに関してはエキスパートだが他はまったく知らないという社員もいます。

言うは易く行うは難しですが、継続して挑戦していけば、トータルでの技術力は必ずアップすると確信しております。

[ 通知の自動化の仕組を実現 ]

( 提案者:株式会社全農ビジネスサポート 山崎 嘉重 様 ) 

コロナで在宅が増えて社内の通知周知が大変である。電話、チャット、メールと連絡手段はあるが確実に伝えることで苦労する。弊社の場合は緊急の電話連絡はオペレータが手動で電話かけているが、何度もかけなおすことが多い。これを改善するため、Twilio(日本ではKDDIが提供)、Line、Slack、メールのapi連携などで自動通知を簡単に行う方法を模索したい。

[ クラウドとオンプレの分岐点の考察 ]

( 提案者:株式会社全農ビジネスサポート 山崎 嘉重 様 ) 

世の中すっかりクラウド化がトレンド。すぐにサービスや開発を立ち上げるにはネットワーク整備するだけで利用できるクラウドは本当に便利。でも比較的利用が安定したシステムや長期的に負荷の見積ができてるシステムだとクラウドにするメリットなかったりすることもある。2020年末の海外のシステム担当者のトレンドでは、むしろクラウドよりオンプレを検討する流れが生まれていて、あのAWSを展開するアマゾンがオンプレ回帰を警戒している状況と聞き非常に興味深く費用対効果やクラウドからオンプレへの移行などの周辺サービスについて考えていきたい。

[ 中小のシステム管理の未来 ]

( 提案者:株式会社全農ビジネスサポート 山崎 嘉重 様 ) 

日本の国内の中小のシステム管理はどうなっていくのか。アメリカはどんな小さな会社もシステム部門と開発もってるけど日本はそうなってない。監視や運用は遠隔サービスを利用していくのか。むしろ少々コストが高くてもクラウド化していく方向なのか、アンテナをはって業界の動向を見ていきたい

■2021年度分科会参加者募集(再掲載)

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2021年度の分科会は

・先進IT運用管理分科会

・API & Watsonナレッジベース分科会

の二つを継続し、今までの研究成果を基に、さらなる研究をすることにしました。

両分科会の活動内容は、担当役員や2020 年度の参加メンバーで話し合って大枠を決めていますが、今後2021年度の分科会に参加される方々と相談しながら詳細を決め、参加される方々に役立つ活動を展開します。多くの皆様の参加をお願します。

[ 先進IT運用管理分科会 ]

当分科会は、昨年度、以下の3つのサブグループに分かれて活動を行いました。

・運用マチュリティモデルチーム

 2019年度の成果物を実際に運用する立場で検討し、補助として用いる活用表を作成し、

 マチュリティモデルとともに、JIMUCサイトで公開しました。

・Kubernetes、OpenShiftチーム

 MiniShiftなど、手元のPCで構築できる環境の構築方法、動作検証を実施し、資料として公開いたしました。

・Watson AI Opsチーム

 2020年5月にリリースされた注目サービスについて、公開情報調査や担当者からの説明セミナーなど情報収集を行い、調査結果をまとめました。

今年度はこの成果および反省も踏まえて、以下のようなテーマを候補に挙げています。

・Kubernetes、OpenShift環境における運用課題(継続)

・Watson AI Opsの調査・研究(継続)

・DevOps推進に向けての活動(検討中)

・運用管理で使えるSaaSのツールを実際に使って議論(検討中)

・実務に近い形での最新情報の調査検証(検討中)

今年度もサブグループ制での活動を考えており、ご自分の興味あるテーマのみ参加頂いても結構です。

営業の方など、「具体的な研究活動まではできないけれど、情報は手に入れたいな」という方も歓迎します。

その場合はサブグループに所属しないという選択でも問題ありません。

もちろん、旬な話題や、参加される皆様の要望をお聞きして今年度の活動テーマを決めて組んでいきたいと考えています。

第1回分科会(Kickoff)は 9月17日(木)17時~18時30分(Web会議)を予定しています。

皆様のご参加をお待ちしています。

[ API & Watsonナレッジベース分科会 ]

2020年度、API & Watson Knowledgebase 分科会は、企業の中に蓄積された大量の過去データを Watson Discoveryで活用する方法を研究してきました。サンプルデータとして国土交通省提供の車のリコール情報1000件を使い、事故状況を入力するとその原因を Discovery が回答する、という仕組みを作りました。

その過程で Watson の"辞書の利用方法"に課題がある事が分かりました。

やや詳細な説明になりますが、Watson Discoveryで検索する際に’フィルター’を使うと精度があがります。

検索文からフィルターになる情報を Natural Language Understanding で適切に見つけるためには’良い辞書’が必要です。つまり会社毎/業務毎の専門用語を含む辞書を整備することが重要です。

2021年は、まずこのフィルタリングの自動化における辞書整備の課題に取り組むと同時に、Watson の新機能についてもキャッチアップしていきます。

分科会は、メンバーの協力によって成果が出ており、単に情報を収集するだけではない、皆でやってみて効果を確かめることが出来ていると思います。

Watson を使ったテストを今年も継続しますが、初めて参加される方は分科会としてサポートしますので、安心して参加してください。継続テーマではありますが、新規の参加を歓迎します。

第1回分科会(Kickoff)は 9月15日(水)15時~17時30分(Web会議)を予定しています。

皆様のご参加をお待ちしています。

★分科会参加希望者は1) 名前、2) 会社名、3) 部署名、4) メールアドレス、5)分科会名をJIMUC 事務局 (cinami@globe.ocn.ne.jp) までお送りください。

■JIMUC 総会資料と録画のご案内(再掲載)

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7/16の JIMUC 総会の録画を JIMUC のサイトに掲載しました。

全体で3時間と長いので、6つのパートに分けて掲載しています。

1) 2020年度 JIMUC レビュー(黒沢会長の説明)

2) IBM 最新技術情報 (IBM 太田氏のセッション)

3) 先進IT運用管理分科会活動報告 (加藤様、山崎様、西尾様、辻様による活動報告)

4) API & Watson ナレッジベース分科会活動報告 (増田担当理事による活動報告)

5) JIMUC 若者パネル討論 パート1

6) JIMUC 若者パネル討論 パート2

業務の都合で総会に参加できなかった方、参加していたけれどもう一度内容を確認したい方等、お時間のある時に是非ダウンロードして視聴してください。

JIMUC サイトには IBMID とパスワードでアクセスできます。

▼サイトはこちらです。

https:/ibm.biz/jimuc_home

左上の紺色の Join/Log in を選び、IBMID とパスワードでアクセスしてください。

JIMUC のサイトに初めてアクセスされる方は IBMID で登録してください。

IBMID をお持ちでない方は'IBMID 作成'を選んでください。会社名、御名前にくわえてお写真も登録していただけると、有難いです。

JIMUC のサイトにアクセス出来たら‘ Library’タブを選んでください。

‘オープンセミナー’のフォルダーに総会資料(PDF)と録画を保管してあります。

■「APMで監視を高度化するIBM Observability by Instana 」Blogのご紹介

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先進IT運用管理分科会では Instanna を研究しています。

日本情報通信株式会社の Blog に大変わかりやすい解説がありますのでご紹介します。

・・・・・(日本情報通信株式会社からのニュース)・・・・・

APMとはどのような監視製品なのか?従来のシステム監視とAPMによる監視の違い・メリット、他のAPMに製品に対するInstanaの特徴をご紹介いたします。

*APM・Instanaの導入をご検討されているお客様向けにPoCメニューを提供しています。詳細は本Blog最下部をご覧ください。

▼Blog はこちら

https://www.niandc.co.jp/sol/tech/date20210707_2031.php?lfpeid=Kp5SmfxquPiC&lfmaid=1000119974-8

■JIMUC サイトのお知らせ(再掲載)

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JIMUCのセミナーの資料共有や、予定しているセミナー・分科会の情報共有として、Global が提供している IBM Community 上に JIMUC のサイトを作成しています。

IBMID があればどなたでもアクセスできるので、JIMUC メンバーのみのアクセスではありません。外国人もアクセス可能なので、エントリーのタイトルなどは英語表記と日本語表記にしています。

JIMUC の皆様はお名前の登録のみの方が多いですが、プロファイル情報に顔写真を追加していただけると、わかりやすいです。

お手数ですがご自身のプロファイルを選んでお写真を追加してください。

▼こちらです。

https:/ibm.biz/jimuc_home

Global の'AIOps & Management'のサイトの下には User groups として22のグループがあります。この中の一つが JIMUC です。我々の JIMUC の隣に IBM AIOps Group Japan のサイトがあり、ここには日本語の AIOps 関連の技術資料が掲載されています。JIMUC も日本IBM の AIOps のサイトも日の丸のマークがついているので探しやすいです。

Global の'AIOps & Management'のサイトの下には Topic group として5つ(AIOps/Clous Pak for Network Automation/Management/Monitoring& Observability, by Instana/Robotic Process Automation) の分野のサイトがあります。それぞれの分野の技術情報やセミナー情報が掲載されています。AIOps のサイトにはメンバーが6000人以上いることからも、この分野が注目されていることがわかります。

'AIOps & Management'のサイトはこちらです。

https://community.ibm.com/community/user/aiops/home

役立つ情報満載ですので、是非ご活用ください。

一般公開の JIMUC Wiki サイトは developerWorks のサンセットに伴い削除されました。

後続のサイトとして JIMUC Home Page を作製しましたので、今後はこちらをご参照ください。

JIMUC Home Page :https://jimuc.amebaownd.com/

■今後のJIMUC 関連イベントの予定

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★9月15日  10:00-12:00

「9月度 JIMUC 役員会」

★9月15日  15:00-17:30

「API & Watson ナレッジベース分科会キックオフ」

★9月16日  17:00-18:30

「先進IT運用管理分科会キックオフ」

★毎週木曜日 19:00-20:00

「JIMUC 英語塾」

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Japan IBM Middleware User Community (JIMUC) は研究会活動を円滑に行うため、個人情報を必要な範囲でご提供頂きます。会員の皆様にご提供頂いた個人情報は、ご本人(当該個人情報の主体をいいます。以下同じ。)の同意なく利用目的以外には利用致しません。 

また、その他の目的で会員の皆様から個人情報をご提供頂く場合には、その都度、利用目的をお伝えしご本人の同意を得た上で個人情報を利用させて頂きます。

会員の皆様で個人情報を利用したメール配信等による情報提供を望まれない場合(情報提供が不要な場合)は、JIMUC事務局へご連絡下さい。

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JIMUC Home Pageサイト:http://jimuc.amebaownd.com/

JIMUC Community:https://ibm.biz/jimuc_home

JIMUC facebook グループ:https://www.facebook.com/groups/jimuc/

JIMUC 事務局メールアドレス:cinami@globe.ocn.ne.jp

以上

JIMUC's Ownd

IBM ミドルウェア・ユーザー研究会( 英文名称:Japan IBM Middleware User Community 略称 JIMUC )は、 Cloud Software 製品とそのソリューションの有効活用を志向して、 ユーザー間および日本アイ・ビー・エム株式会社(以下 IBM )との情報交換を通して研鑚と交流を図り、会員相互の共通の利益を追求 するために結成した非営利団体です。

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