2025年度分科会キックオフ会議開催報告 -- JIMUC News 9.24.2025

◆◆◆Japan IBM Middleware User Community(JIMUC) News 2025.9.24◆◆◆

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目次

・2025年度分科会キックオフ会議開催報告

・IBMセミナーのご紹介

・今後のJIMUC 関連イベントの予定

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(JIMUC News は JIMUC メンバー全員に BCCでお送りしています。)

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■2025年度分科会キックオフ会議開催報告

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2025年度の分科会活動が9月からスタートしました。

両分科会共に、2024年度の分科会メンバーが継続参加されています。

今年度から新たに参加される方も大歓迎ですので、是非ご参加下さい。

[ 先進IT運用管理分科会 ]

参加メンバー:4社 9名 + IBM アドバイザー + 事務局 

担当役員:加藤 勇 様

第1回 キックオフ会議

日時:9月18日 17:00-19:00

参加者:11名

討議内容:

今年度から新たに参加される方もいらしゃるので、各自簡単な自己紹介と今年度どの様な活動をしたいかを話しました。

担当理事の加藤様が、2024年度の活動の振りかえりと参加メンバーの感想を再度共有した後、全員で2025年度活動の方針を討議し大枠が決まりました。

・複数のテーマをサブグループに分けて活動する。

・1テーマは3カ月~半年程度で区切ることで、いろいろなテーマを研究できるようにする。

・活動成果は JIMUC 内での共有のみでなく、Qiita などオープンな場でも公開する。

・最初は SevOne グループと DevSecOps 関連のグループで活動を開始する。

・毎月の定例会は第3木曜日 17:00-19:00、Web 形式で開催する。

運用管理分野での AI 活用等も研究したいという声もあり、2025年度も活発な活動になりそうです。

当分科会は始まったばかりなので、興味のある方の参加は大歓迎です。参加希望のご連絡をお待ちしています。

(2025年度分科会参加者の募集時の活動方針)

これまでと同様に運用管理系の製品・ツールをベースに研究活動を行いますが、今年度はより多様で、短期間でのアウトプットも交えて活動を行っていきたいと思います。

具体的には以下のような形で活動を進める予定です。

①「興味あること」や「深堀りしたいこと」がある方は、分科会で内容を共有

②共有された内容に興味のある人でチームを組み、研究活動を実施

③研究結果を分科会で共有

現時点で研究活動案となっているのは以下となります。

・IBM SevOne、他(ネットワークのオブザーバビリティを対象)

・DevSecOps

・運用管理分野での生成AI活用(AIOps)

・レジリエンス

これ以外でも運用管理に関係するものであれば、何でも良いです。IBM製品に限定はしません。

DevOps や AIOps、オブザーバビリティなどの内容も親和性が高いため、製品やベンダーを限定せず、自由に活動を行っていきたいと思います。

[ 生成AI分科会 ] 

参加メンバー:6社 16名 + 事務局 

担当役員:増田 和紀 様

第1回 キックオフ会議

日時:9月3日 15:00-18:00

参加者:17名

討議内容:

新しいメンバーが加わったこともあり、簡単な自己紹介の後2024年度の振り返りを行いました。

事務局からは7月の総会開催報告とアンケートの集計結果が報告されました。生成AI分科会の評価が高かったこと、Connpass 経由で公開した資料の参照も特別講演に続いて多かったことが共有されました。

続いて4つのトピックがメンバーから報告されました。

1)GPT-5 と MS365 のパイロットプログラムについてで、「時計の長針と短針は1日に何回重なるか?」を例に、GPT-4 や GPT-4o を上回る性能を紹介しました。あわせて2024年度の成果としてAIエージェントの完成や Copilot 化の進捗を共有し、確からしさの確保に課題があることを指摘しました。

2)メモリエクスプローリングエージェント(MENP)の紹介で、中国の研究者が提案した三段階アプローチ(構築・検索・評価・更新)により、効率的な学習と継続的な改善が可能となり、コスト削減と性能向上が期待できることが示されました。

3)量子コンピュータクラウドサービス qBraid を活用した検証の共有で、あわせて GPT-5 を用いた株価分析プロジェクトの取り組みについて報告されました。

4)Claude Desktop と MCP を組み合わせたデモンストレーションで、AI が広範な DB を探索する様子を参加者で確認しました。

討議では、まず AI セキュリティをテーマに、「社内データが AI トレーニングに利用される可能性」について議論しました。未公開情報を読み込ませない運用や AI ごとの設定確認、オンプレ接続、権限階層の設定、リスク管理の重要性が確認されました。

続いて「AI の確からしさをどう検証するか」について議論しました。難題ではあるものの、ガードレール機能の活用やヘルプデスクによる精度向上など、各メンバーが積極的に意見交換しました。

毎月の定例会は第1月曜日 15:00-17:00、Web 形式で開催します。

(2025年度分科会参加者の募集時の活動方針)

2024年度の分科会開始時に立てた目標は、

”MCP 対応 Deep Research for Enterprise Applications” として、形にすることが出来ました。

これは一朝一夕に出来たものではなく、過去の Watson 分科会の Assistant や Discovery の研究の成果を引き継ぎ、討議と検証を重ねてきたからこそです。

LLM の推論機能と MCP(Model Context Protocol) がこれを可能にしました。

次の課題は ' 情報セキュリティと応答の適切性 'です。

実際に生成 AI を社内リソースに向けたとします。それを使ったシステムでは、必ずその社内リソースの情報セキュリティ上の課題を解決しなければなりません。

さらに、MCP(Model Context Protocol) が標準化され、様々な社内リソースが接続できたとしても、その応答の適切性を担保し続けるのは、容易ではありません。

既に一問一答の検証ではないほど複雑なステップを経て出力された回答はどうやって適切だと判断すればよいのでしょうか。

2025年度は、これをテーマとし、また日々大きく動くAI最新情報を皆さんと共有し、検証・討議を行っていきます。

■IBMセミナーのご紹介

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昨年8月後半より、WebカンファレンスのプラットフォームがMicrosoft teamsに変更になりました。teams application導入済みの環境をお持ちの方はteamsにてご参加いただきますよう、よろしくお願いします(ブラウザからの参加も可能です)

★9/25(木)16:00-17:30 【Data Platform] Data & AI サーキット#7 営業&技術者編 最新のAIエージェントとAIの精度を大幅に向上させるデータプラットフォーム

Data & AI サーキット#7 営業及び技術者向け

最新のAIエージェントとAIの精度を大幅に向上させるデータプラットフォーム

お申込 : https://ibm.biz/BdeG9W

★9/26(金)16:00-17:00 【Cloud Platform】第9回 IBM Cloud Technical Meetup 2025

毎月最終金曜日はIBM Cloud Meetup の日。IBM Cloudの最新動向や旬な事例をまとめてお届けします。

本日はIBM Cloudのセキュリティの中央司令塔でもある「Security and Compliance Center(SCC)」特集です。新バージョンとなったSCC Workload Protectionについて実際の事例も合わせて深く学びましょう。

お申込:https://ibm.biz/BdGXkd

12月開催分までの一括登録をお勧めします お申込:https://ibm.biz/BdGXwZ

★10/1(水)15:00-16:00 【Security】最新セキュリティー動向紹介とHashiCorp Vault+Verifyによる対策

最新セキュリティー動向紹介とHashiCorp Vault+Verifyによる対策

お申込 : https://ibm.biz/Bde85n

★10/7(火)16:00-17:00 【IBM Z】【Technologyセミナー】LinuxOne Monthly Meeting #04

本セッションでは、LinuxONE提案にあたり必要不可欠なシステム技術支援サービスSTSSについてのご紹介および最新状況、LinuxONE関連アップデート情報についてご紹介いたします。

お申込: https://ibm.biz/BdnuSy

年間開催分一括登録も可能です。こちらからお申し込みください: https://ibm.biz/BdnuSx

★10/8(水)16:00-17:00 【Automation】【IBM Technology セミナー】第25回 IT Automation & FinOps アップデートセミナー

本セミナーではTokyo Region開設をはじめとしたIBM Turbonomicのアップデートや新機能、Kubernetesのコスト監視と最適化機能に強みを持つKubecostなど、IBMのFinOpsソリューションについてご紹介します。

お申込: https://ibm.biz/BdeiHQ

便利な10-12月開催分の一括登録をお勧めします。こちらからお申し込みください:https://ibm.biz/Bdes5Y

★10/24(金)13:00-17:45 【IBM Z】z/OS・ミドルウェア移行最新情報セミナー

本セミナーでは、ハイブリッド・クラウド、AI向けに設計されたIBMフラッグシップモデル ‘IBM Z’ のオペレーティング・システムであるz/OS最新バージョン3.2 発表と新機能概要、z/OS 3.2 に向けた移行の勘所、ミドルウェア最新情報を中心に、特別セッション(キンドリルジャパン株式会社、キンドリルジャパン・テクノロジーサービス株式会社(KJTS)様からの移行事例)を含め、IBM Zご担当の皆様に役立つ情報をまとめてお届けいたします。z/OS、ミドルウェアのアップグレード提案・計画・導入に関わる皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

お申込 : https://ibm.biz/BdenhQ

★10/24(金)15:00-18:00 【Cross】“Welcome to IBM エコシステム” 新規パートナー様・IBM新発見セッション

新規パートナー様向けに、IBMのテクノロジー戦略・最新の製品概要等をお伝えします。またパートナー様との協業事例や、エコシステム共創をサポートする各種プログラムもご紹介いたします。

**セッション後、別会場にて懇親会の場を設けております。合わせてご参加ください。

お申込 : https://ibm.biz/BdeZBt

★11/5(水)15:00-18:00 【Cross】“Welcome to IBM エコシステム” 新規パートナー様・IBM新発見セッション (大阪開催)

新規パートナー様向けに、IBMのテクノロジー戦略・最新の製品概要等をお伝えします。またパートナー様との協業事例や、エコシステム共創をサポートする各種プログラムもご紹介いたします。

**セッション後、別会場にて懇親会の場を設けております。合わせてご参加ください。

お申込: https://ibm.biz/BdeGR2

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※ Partner登録済のIBMビジネス・パートナー様はIBM IDにて、各種情報をご確認いただけます。

Technologyセミナーを含むパートナー様向けお申込受付中のライブ&オンデマンド・イベント/セミナー

https://ibm.seismic.com/Link/Content/DC8bQgc2dVmFM82VqG24fBQTJDRd

開催済Technologyセミナーの資料・リプレイ

https://ibm.seismic.com/Link/Content/DC8bQgc2dVmFM82VqG24fBQTJDRd

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お問い合わせ:IBM Technologyセミナー事務局(bpedusw@jp.ibm.com)

■今後のJIMUC 関連イベントの予定

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★09/25 (木) 19:00-20:00 「第8 回 英語塾」

★10/01 (水) 15:00-17:00 「生成AI分科会」

★10/09 (木) 19:00-20:00 「第9 回 英語塾」

★10/16 (木) 11:15-12:00 「10月度役員会」

★10/16 (木) 17:00-19:00 「先進IT運用管理分科会」

★10/23 (木) 19:00-20:00 「第10 回 英語塾」

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Japan IBM Middleware User Community (JIMUC) は研究会活動を円滑に行うため、個人情報を必要な範囲でご提供頂きます。会員の皆様にご提供頂いた個人情報は、ご本人(当該個人情報の主体をいいます。以下同じ。)の同意なく利用目的以外には利用致しません。 

また、その他の目的で会員の皆様から個人情報をご提供頂く場合には、その都度利用目的をお伝えし、ご本人の同意を得た上で個人情報を利用させて頂きます。

JIMUCが保有している会員の皆様の個人情報をお知りになりたい場合や、会員の皆様で個人情報を利用したメール配信等による情報提供を望まれない場合(情報提供が不要な場合)は、JIMUC事務局へご連絡下さい。

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JIMUC 事務局メールアドレス:cinami@globe.ocn.ne.jp

以上

JIMUC's Ownd

IBM ミドルウェア・ユーザー研究会( 英文名称:Japan IBM Middleware User Community 略称 JIMUC )は、 Cloud Software 製品とそのソリューションの有効活用を志向して、 ユーザー間および日本アイ・ビー・エム株式会社(以下 IBM )との情報交換を通して研鑚と交流を図り、会員相互の共通の利益を追求 するために結成した非営利団体です。

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