11月度 JIMUC 分科会開催報告 -- JIMUC News 12.18.2025

◆◆◆Japan IBM Middleware User Community(JIMUC) News 2025.12.18◆◆◆

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目次

・11月度分科会開催報告

・IBM セミナーのご紹介

・今後のJIMUC 関連イベントの予定

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(JIMUC News は JIMUC メンバー全員に BCCでお送りしています。)

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■11月度 JIMUC 分科会開催報告

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11月度のJIMUC 分科会をご報告します。

[ 先進IT運用管理分科会 ]

参加メンバー:4社 9名 + IBM アドバイザー + 事務局 

担当役員:加藤 勇 様

第3回 11月度会議

日時:11月20日 17:00-18:00

参加者:9名

討議内容:

二つのサブグループで活動することになり、SevOne サブグループは10月からスタートしました。

SevOne サブグループ・リーダーの辻様が 11/6の SevOne サブグループの会議内容を報告されました。

TechZone で SevOne を利用できるようになり、どの様な情報を見ることができるかを共有しました。

もう一つのグループは松石様がリーダーでモダン運用検討サブグループとして活動をスタートしました。

11/28にサブグループ会議を開催し、メンバーが抱えている課題を話し合い、このサブグループでやりたい事を討議しました。

次回分科会: 12/18 17:00-19:00

[ 生成AI分科会 ] 

参加メンバー:6社 16名 + 事務局 

担当役員:増田 和紀 様

リーダー:水田 圭 様、サブリーダー:若林 信吾 様

第3回 11月度会議

日時:11月5日 15:00-17:30

参加者:10名

討議内容:

1)IBM とAnthropic 提携

10月にUS オーランドで開催されたIBM TechXchangeでIBMとAnthropicの提携が発表(10/7)されました。

増田様がその概要を説明されました。発表されたばかりで詳細は分かりませんが、IBM Granite だけでなく Claudeも利用できるようになる意味は大きく、今後も注目していきます。

2)z/OS Connect3.0.98による、メインフレームのMCP Server化

増田様が「z/OS Connect 3.0.98でメインフレームがMCP Serverとして機能可能」になったことを説明されました。

AIの推論機能が、z/OS Connect 3.0.98を経由し、z/OS上の資産も利用できるようになると期待しています。今後、当分科会で開発してきた’ Deep Research for Enterprise Applications’に z/OS Connect を活用することを検討します。

3)AI Management System ISO/IEC 42001

増田様が、2023年に発行された AI マネジメントシステム(AIMS)の世界初の国際規格であるISO/IEC 42001を解説されました。

AWS, Google, Anthropic, Microsoft, IBM などが認証取得しています。

AI Service Provider だけでなく、今後は AI Service User も認証取得をすることが期待されます。

ISO/IEC 42001を解説した経済産業省のサイト

https://www.meti.go.jp/press/2023/01/20240115001/20240115001.html

4)IBM の新しい LLM Granite4 を Ollamaで検証

水田様が、IBM Granite 4 が Ollama でも使えるようになったことから、他の LLM も含めて検証した結果を解説されました。

検証したLLMは以下の7つです。

• Granite4:tiny-h

• OLMoE-1B-7B

• DeepSeek-R1:8B

• Qwen2.5:7B-Instruct

• Llama3.2-Vision

• mistral-small3.2

• gpt-oss:20B

「検証結果は、Qwen2.5が速度的には1位、次はOLMoE、その次がGraniteでした。

ただし、回答の品質はGranite4、Qwen2.5が良いように見えました。」

検証内容の詳細は Qiita をご参照ください。

https://qiita.com/mizuk1013/items/46314ca36bd5cd8ebd77

5)Fully Connected 2025 セッションのフィードバック

水田様が10/30-31に東京で開催されたLLM開発ツールを提供している Weight &Biases 社のセッションに参加され、そのフィードバックをして下さいました。

6)バイブコーディングツールRooCodeの概要紹介

榎本様が RooCode で、チャット形式で指示を出すだけで、新規のコードの生成・編集・テスト・ドキュメント作成等、開発プロセス全体をサポートするツールを紹介されました。Visual Studio エディター上で動作するAIコーディング支援の拡張機能です。

7)AIの回答評価方法の提案

増田氏がAIの回答評価方法について、三つの観点(意図の適合性、事実の基準性、論理性)でGPT-5等の言語モデルとMCP Serverが連携が取れて適切な応答が出来ているかどうかを、評価することを提案されました。

適切性評価のための評価シート(案)を作成して下さっているので、今後このシートを利用して、メンバーで質問作成・回答の評価をしていくことを話し合いました。

次回の分科会: 12月10日 15:00-17:00

■IBMセミナーのご紹介

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昨年8月後半より、WebカンファレンスのプラットフォームがMicrosoft teamsに変更になりました。teams application導入済みの環境をお持ちの方はteamsにてご参加いただきますよう、よろしくお願いします(ブラウザからの参加も可能です)

★12/18(木)16:30-17:30 【Cross】IBM Software Salon 第29回 カスタマーサクセスマネージャーの果てなき追求 CSM協業で実現する顧客価値、AIT & IBMの実践と未来

データ活用やAI導入がビジネス成長の鍵となる中、導入したツールを最大限に活かし、成果を確実に引き出すための仕組みが求められています。その答えがCustomer Success Manager(CSM)です。CSMは単なるサポートではなく、顧客の成功を共に創り上げるために伴走していく役割として注目されています。

本イベントでは、AIT様がIBMと協業して進めるCSM活動の全貌をご紹介します。CSMの基本的な考え方に加え、AIT様がData & AI領域で展開する戦略と、SPSS Modeler や watsonx の活用促進を支援する具体的な取り組みを解説します。さらに、実際の活動事例や、技術情報発信・アセット公開を通じたアドボケート活動について、記事紹介やデモを交えてご覧いただけます。

このセッションを通じて、AIやデータ分析ツールを「導入するだけ」から「ビジネス成果につなげる」ための実践的なヒントをお持ち帰りください。CSMを活用し、顧客価値を最大化する次の一歩を共に踏み出しましょう。

お申込: https://ibm.biz/BdbAAi

★12/25(木)14:00-15:00 【Automation Platform】ランサムウェアと戦うIBM Automation Platform3製品

昨今大きく問題となっているランサムウェアについて、IBM Automation Platform の3製品での対策方法を御紹介します。

お申込: https://ibm.biz/BdbuNi

★12/26(金)16:00-17:00 【Cloud Platform】第12回 IBM Cloud Technical Meetup 2025

毎月最終金曜日はIBM Cloudの日!

12月最後のMeetupは、虎ノ門Innovation Studioから、今年一年IBM Cloudに関わってくださった皆さまへ感謝を込めてお届けします。

2025年から2026年への節目にふさわしく、「今年一年を振り返る企画」と「来年につながる企画」の両方をご用意しました。「今年一年を振り返る企画」としては、2025年のIBM Cloudのビック・ニュースやIBM Championsによる活動体験の振り返りを、「来年につながる企画」としては、Red Hat様をお招きし、IBM Cloudとの協業推進について語っていただきます。今年のIBM Cloudを振り返り、来年に向けた新たなヒントやアイデアを得られる場として、ぜひご参加ください。

なお、Innovation Studioにお越しいただいた参加者の皆さまには、ささやかなプレゼントもご用意していますので、ぜひ会場へお越しください!

お申込(オンライン): https://ibm.biz/BdGXkF

お申込(オンサイト): https://ibm.biz/Bdb3mD

すでにオンラインでお申し込み済みの方がオンサイト参加いただく際も、改めてオンサイトにお申し込みください

★1/6(木)15:00-17:30 【Automation Platform】2026ロケットスタート:BP様向けIBM 証明書自動化ソリューションセミナー

これまで手動での入れ替えが中心だったサーバ証明書の運用ですが、2029年3月からは最大有効期限が47日になり、自動化が必須となります。まだ3年の猶予があるように思えますが、2027年には100日以内になるほぼ3ヶ月に1回更新が発生します。証明書入れ替えに伴う様々な作業を考慮すると、自動化は避けて通れません。

IBMでは、HashiCorp Vaultを中心としたサーバ証明書入れ替え作業の自動化ソリューションを提供開始しました。実現にあたっては単一の製品提供では完結できません。IBM内で、複数製品を活用したソリューションの有効性を検証を通じて確認してまりました。

本セミナーでは、47日期限への対応のポイント、HashiCorpプロダクトのご紹介、そして証明書自動化ソリューションを社内検証結果とともにご案内します。ビジネスパートナー様各社のご提案の一助になれば幸いです。

なお、セッション終了後、参加者の皆様との懇親会も開催いたします。こちらもあわせてご参加をお願いします。

お申込: https://ibm.biz/BdbCj4

★1/6(火)16:00-16:30 【IBM Z】LinuxONE Monthly Meeting 2026 #1【新年初回】2025年度の振り返りとまとめ

新年最初のセッションとして、過去6回にわたり実施した内容を振り返ります。IBM ZおよびLinuxONEを中心に、最新テクノロジー、エコシステム連携、実践事例を踏まえ、2026年度に向けたさらなる価値創出のヒントとしてお役立てください。

お申込: https://ibm.biz/BdbuMh

年間開催分一括登録も可能です。こちらからお申し込みください:https://ibm.biz/BdbuMp

★1/15(木)16:30-17:30 【Automation Platform】IBM Software Salon 第30回 証明書有効期限が398日から47日に!?IBMの自動化ソリューションで証明書「47日ルール」を克服

電子証明書を使った通信の安全性向上を目的としたガイドラインを策定する団体「CA/Browser Forum」が、SSL/TLS サーバー証明書の有効期限を2026年3月15日以降段階的に短縮し、現在の398日から、2027年までに100日、2029年までに47日に短縮することを決定しました。

証明書の更新作業を自動化せずに人手で実施する場合、大幅な工数増加に繋がり、限られたメンテナンス時間の中で予定した作業が完了しないリスクがあります。

本セミナーでは、IBMが提供するソリューション群を用いて、従来煩雑だった証明書の更新作業を大幅に効率化する方法をお伝えします。

「そもそも何が問題なのか」「どこから始めれば良いのか」といった疑問をお持ちの方も、ぜひお気軽にご視聴ください。

お申込: https://ibm.biz/BdbL8c

★1/20(火)16:00-17:30 【IBM Z】IBM Z 最新ソリューションセミナー 2026#1 LinuxONE最新情報アップデート

LinuxONE/zLinuxは金融・エンタープライズ領域で信頼性とセキュリティを強みに、様々なチームと協業し各種ソリューションを推進しております。本セミナーでは最新プラットフォームアップデートに加え、急成長するデジタル資産市場対応のセキュア基盤を紹介し、提案活動や新たなビジネス機会創出に役立つ情報を提供します。

お申込: https://ibm.biz/BdbuaL

【最新情報のお知らせ】

IBMはAutomation Platform Sales Playbook最新版を公開。AI連携、保全DX、ESG開示対応など10テーマを網羅し、提案資料と動画を提供。営業・提案活動の強化にぜひご活用ください。

サイトリンク:https://ibm.seismic.com/Link/Content/DCgB8ChF9cgQb8QF8mDCF7GcW3Bd

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※ Partner登録済のIBMビジネス・パートナー様はIBM IDにて、各種情報をご確認いただけます。

Technologyセミナーを含むパートナー様向けお申込受付中のライブ&オンデマンド・イベント/セミナー

https://ibm.seismic.com/Link/Content/DC8bQgc2dVmFM82VqG24fBQTJDRd

開催済Technologyセミナーの資料・リプレイ

https://ibm.seismic.com/Link/Content/DC8bQgc2dVmFM82VqG24fBQTJDRd

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お問い合わせ:IBM Technologyセミナー事務局(bpedusw@jp.ibm.com)

■今後のJIMUC 関連イベントの予定

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★12/18 (木) 11:15-12:00 「12月度役員会」

★12/18 (木) 17:00-19:00 「先進IT運用管理分科会」

★12/25 (木) 19:00-20:00 「冬期第4 回 英語塾」

★1/07 (水) 15:00-17:00 「生成AI分科会」

★1/08 (木) 19:00-20:00 「冬期第5 回 英語塾」

★1/22 (木) 19:00-20:00 「冬期第6 回 英語塾」

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Japan IBM Middleware User Community (JIMUC) は研究会活動を円滑に行うため、個人情報を必要な範囲でご提供頂きます。会員の皆様にご提供頂いた個人情報は、ご本人(当該個人情報の主体をいいます。以下同じ。)の同意なく利用目的以外には利用致しません。 

また、その他の目的で会員の皆様から個人情報をご提供頂く場合には、その都度利用目的をお伝えし、ご本人の同意を得た上で個人情報を利用させて頂きます。

JIMUCが保有している会員の皆様の個人情報をお知りになりたい場合や、会員の皆様で個人情報を利用したメール配信等による情報提供を望まれない場合(情報提供が不要な場合)は、JIMUC事務局へご連絡下さい。

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以上

JIMUC's Ownd

IBM ミドルウェア・ユーザー研究会( 英文名称:Japan IBM Middleware User Community 略称 JIMUC )は、 Cloud Software 製品とそのソリューションの有効活用を志向して、 ユーザー間および日本アイ・ビー・エム株式会社(以下 IBM )との情報交換を通して研鑚と交流を図り、会員相互の共通の利益を追求 するために結成した非営利団体です。

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